季刊まちりょくvol.42
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47前半、三又さんは独奏曲のほかに、難曲『チェロ・ソナタ』を吉岡さんと共演公演終了後のアフタートークも感染予防対策をしっかりとた。チェロの独奏とピアノの伴奏という形ではなく、お互いの音楽がぶつかりあい、一方で融合する作品になっています。1848年にフランショームと共演。これがショパン生涯最後の公開演奏となったそうです。 死の間際まで祖国、そして家族や友人を思っていたショパン。生前に祖国の地をもう一度踏むことは叶いませんでしたが、彼の心臓は家族の手で祖国ポーランドへ持ち帰られ、静かに眠っています。 このコンサートでは、公演終了後に出演者によるアフタートークが行われます。演奏した作品や作曲家に対する思いなど、「演奏家の生の声を聞ける!」と毎回好評をいただいています。 今回は、コロナウィルス感染予防対策として定員を半分にしての開催となり、チケットは早々に完売となりました。もっと沢山の方にこのコンサートに来場して頂きたい…満員の会場で開催できる日が戻ることを心から願うばかりです。 2021年度は3公演を予定しています。作曲家の人生や創作の源泉を辿り、寄り添いながら音楽を楽しんでみませんか?(文 仙台銀行ホール イズミティ21 大友理紗子)(左から)北端祥人さん、三又瑛子さん、吉岡知広さん当日も公演チラシを配布しますので、開演ギリギリまで知識を深められます後半、多様な作品を確かな技術と深い情感で聴かせた北端さん

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