季刊まちりょくvol.39
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5七夕のまつり方にはたくさんのかたちがあります。ここで紹介するものはすべて宮城県内で行われているもの。見たことがありますか?家などで作られていたコモクサ製もしくはワラ製の馬を模したもの。田の神の乗り物であるとされ、母屋や馬屋の屋根にのせて豊作を祈りました。からくりで動く張り子や人形など。近年では舞台をつくり、劇などを上演することも。題材はいろいろで、ナスや魚などをはじめ世相を反映したものなどさまざまに取り上げられます。角田市金津地区に伝わる七夕行事。竹に提灯を数個つけた竿灯を持った子どもたちが笹飾りを飾るなどした道を練り歩き、子どもの無事成長や豊作、虫除けなどを祈願します。鉢に植えた竹に様々の七夕飾りをつけたもの。泉区の根白石では地域を挙げて制作しており、七夕の時期には町のいたるところで見ることができます。七夕のかたち、それぞれ仕しかけもの掛物タナバタウマ盆栽七夕金かなづ津七夕※県指定無形民俗文化財、および国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されています(仙台市歴史民俗資料館蔵)(仙台市歴史民俗資料館蔵)(提供 角田市郷土資料館)(提供 根白石市民センター)

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