季刊まちりょくvol.39
6/48

4仙台七夕といえば七つ飾り。どのようなものがあるのか、ここでおさらい。短冊学問や書の上達仙台七夕の七つ飾り紙衣病や災いの身代わり、裁縫の上達折鶴延命長寿を願う巾着富貴と貯蓄、商売繁盛投網豊漁豊作吹き流し織女星の織り糸を象徴する。機織や技芸の上達くずかご清潔と倹約(飾りつけをつくる際に出た紙屑等を入れる)くす玉昭和10年頃に遊郭で人々の工夫によって出現したと考えられています。現在では七夕飾りのメインとして、吹き流しなどと共に飾られます。七夕線香盆行事に連なる七夕の側面のひとつとして、迎え火の役割を担っていたと考えられます。吹き流しに一本一本線香をつけるなどして飾られていましたが、火災のおそれがあるため現在では基本的に行われていません。スイカ行灯家々の飾りつけによく使われていた飾りです。豊作祈願の提灯はスイカのほか、ナスなどの野菜をかたどったものもあったようです。七つ飾りのほかにも多くの人に愛された飾りがあります。飾りつけについて

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る