季刊まちりょくvol.38
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8©Ira Polyarnaya⇒P.10に続く これまでに総勢84名の受賞者を輩出してきた仙台国際音楽コンクール。受賞後に飛躍的な成長を遂げ、現在、世界各地で活躍している音楽家が多数います。 ピアノ部門では、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール*で2013年、2017年と2回連続で「仙台」出身者が優勝(ヴァディム・ホロデンコ[第4回優勝]、ソヌ・イェゴン[第5回優勝])。ヴァイオリン部門では、第3回優勝のアリョーナ・バーエワが、ロシアの巨匠・ワレリー・ゲルギエフとの共演を果たすなどヨーロッパ各地で活躍するほか、各国一流オーケストラのコンサートマスターを務める受賞者も大勢います(スヴェトリン・ルセフ[第1回優勝]、アンドレアス・ヤンケ[第2回第4位]など)。 国際的に活躍する音楽家のプロフィールに「Sendai」の文字を見つけると誇らしく思える、それもコンクールの醍醐味かもしれません。コンクール終了後も続く、受賞者のサポート コンクール終了後も入賞者のサポートを息長く続けるのも「仙台」の特色。コンクール事務局は、受賞者の活動を常にフォローし、最高位受賞者に日本国内での演奏機会を提供できるよう、全国各地のオーケストラや音楽関係者へのプロモーションを積極的に行っています。 1986年ウクライナ出身。2010年仙台での優勝の後、主要な国際コンクールで立て続けに優勝を果たし、確固たる評価を得ました。次世代を担うピアニストとして、世界中の音楽ファンから期待が寄せられている、今、最も多忙な音楽家の一人。 優勝から9年。第7回コンクールでは審査委員として仙台に戻ってきました。「仙台」から世界に羽ばたいた音楽家●オーケストラとの共演仙台フィルハーモニー管弦楽団をはじめ日本の代表的なオーケストラとの通算3回以上(入賞者記念ガラコンサートを含む)の共演機会を提供します。●記念CD制作 日立システムズホール仙台 コンサートホールでのセッション録音に よるCDを制作します。●記念リサイタル出演 仙台市内などでのリサイタル出演の機会を提供します。*世界三大コンクール(ショパン国際ピアノコンクール、チャイコフスキー国際コンクール、エリーザベト王妃国際音楽コンクール)と並んで重要視されているアメリカのコンクール。ヴァディム・ホロデンコ最高位受賞者の副賞(約3年間)この音楽家に注目!

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