季刊まちりょくvol.37
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16 「アート」や「表現すること」は、日常生活で凝り固まった心や、人と人との関係を解きほぐすとともに、新しい価値観に出会える、そんな可能性を持っているようです。 そんなアートの力をより多くの人に感じてもらいたいと、障害の有無に関わらず、みんな一緒に活動できるプログラムを提供している人や場所が、ここ仙台にもたくさんあります。ぜひ、みなさんも訪れてみてください。 アウトサイダーアートの展覧会企画やホスピタルアート、東日本大震災後はアートによる心のケアに取り組むARTS for HOPEなど、一貫して社会で生きづらさを抱える人に寄り添った活動を国内外で精力的に行ってきた仙台出身の高橋雅子さんが、「居場所がほしい!」という声に後押しされて2016年に開設したスタジオです。 「自由にのびのびと創作できる環境を」と探してたどり着いたのが、荒町のビル。子どもたちも一緒になってDIYでリノベーションした館内は、床から天井までさまざまな色に彩られた心地のよい空間に変貌し、訪れた人を元気づけてくれます。 現在は「ボーダレスアート」の定期コースを開催するほか、「親子の自由アトリエ」(第2・4土曜日)や公開プログラム(季節毎)、企画展(年2~3回)など、誰でも参加できるプログラムも用意し、広く地域に開かれた場づくりを目指しています。〒984-0073 仙台市若林区荒町172 第一旭ビル2階(仙台市地下鉄南北線「愛宕橋駅」より徒歩8分)TEL 03-6240-1525 Email artsforhope@gmail.comhttp://artsforhope.info/was/最新情報はfacebook“ARTS for HOPE”をご覧ください。Wonder Art StudioARTS for HOPEここをみんなの広場に主宰・ホスピタルアーティスト高橋雅子さん広々としたスタジオ。自由に活動できるようたくさんの部屋が用意されていますスタジオにオープンしたギャラリー。レンタルも可。もっと自由に、もっと身近にアートを楽しもう。@ARTS for HOPE

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