季刊まちりょくvol.36
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87出場者による関連コンサート コンクールの関連事業として、次の段階に進めなかった出場者から出演者を募り、「学校訪問ミニ・コンサート」、「チャレンジャーズ・ライヴ」そして「市民が企画するコンサート」として、合計26名の出場者が仙台市内のさまざまな場所を会場にコンサートを開催しました。せんだいメディアテークなどで開催した「チャレンジャーズ・ライヴ」では、700名を超えるお客様にご来場いただき、終演後のサイン会では、「素晴らしい演奏だった」「好きな曲を演奏してくれて嬉しかった」などの感想を出演者に伝えている様子が見受けられました。その他、小中学校や病院などでもさまざまな音楽が鳴り響き、たくさんの市民の方に素晴らしい演奏を届けることができました。審査委員によるマスタークラス ヴァイオリン4名、ピアノ6名の審査委員が、合計24名の受講生を4日間にわたり60分間ずつ公開でレッスンし、延べ788名が聴講しました。 一般公募の14名に加え、今回初めてコンクール出場者10名が受講生として参加、「たくさん吸収したい」と意欲を見せ、予選の課題曲などを演奏しました。 聴講したお客様からは「生徒の音楽がみるみる良くなっていく。びっくり」など、限られた時間のなか、講師の助言や模範演奏が受講生の音楽を劇的に変えていくことが手に取るように分かる貴重な体験となりました。受講生からは「この経験を糧に良い音楽家を目指して頑張っていきたい」「またいつか仙台に伺える日を楽しみにしています」などの感想を受けました。 現在、コンクール事務局では今回の振り返りとともに、次回のコンクールに向けてすでに準備が進んでいます。第7回コンクールそのものは終わりましたが、今後も市民ボランティアと連携しながら、関連企画や情報発信などを行っていきますので、どうぞお楽しみに。ピアノ部門審査委員によるマスタークラス入賞者記念ガラコンサート(左)ピアノ部門(右)ヴァイオリン部門ヴァイオリン部門チャレンジャーズ・ライヴ

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