季刊まちりょくvol.34
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62 12月2日(日)、仙台文学館講習室で「仙台朗読祭2018」を開催しました。この催しは「みんなに届け!ことばの力!」を合言葉に、2005年にスタートし、今回で第14回を迎えました。小説、詩、エッセイ、短歌、俳句、川柳、絵本など、好きな作品を、自作・他作は問わずに、持ち時間3分(2人は5分、団体は8分)の中で朗読するというもので、毎年、個性豊かな朗読が披露されます。 そもそもの始まりは、2004年まで開催した「詩のボクシング宮城大会」に出場した方々からの〝朗読での表現の場が欲しい〟という声でした。「詩のボクシング」とは、ボクシングリングに見立てたステージの上で2人の朗読ボクサーが交互に自作の詩を声に出して表現し、ジャッジが、どちらの声と言葉が聞き手の心に届いたかを判定するというものです。宮城大会に出場した方の中から、ジャッジはせずに、朗読という表現を、互いに聞き味わう場がほしいという声があがり、初年はその方々が中心となって、準備運営し、文学館は会場の提供と協力という形でスタートしました。現在は、仙台文学館の主催イベントとして実施しています。 今年度は県内外から48組のエントリーがありました。BGMや小道具の使用はNGとし、それぞれの声と間を上手に使い、朗読で表現していただきます。オーソドックスな朗読から、登場人物の声色を変えた演劇的要素が入ったも仙台朗読祭ミュージアムレポートゲストの渡辺祥子さん。「朗読ワークショップ」の講師も務めてくださっています。仙台朗読祭は1日がかり。会期:2018年12月2日(日)会場:仙台文学館講習室ゲストの和合亮一さん。毎回パワフルな朗読を披露してくださいます。

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