季刊まちりょくvol.33
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63 仙台市戦災復興記念館で開催された「街なかコンサート」では、仙台ひと・まち交流財団との共催により、アルパ奏者であり、メゾソプラノ歌手の池山由香さんと仙台の子どもたちの特別なコンサートを開催しました。昨年も大好評だったこの企画は、池山さんが指揮を行い、仙台市在住のピアニストである和久佳菜さん伴奏のもと、仙台市内に住む子どもたちが合唱を行うというものです。池山さんはこの企画のために8月末に仙台を訪れ、児童館や小学校で本番に向けて合唱指導を行いました。初めは緊張していた子どもたちも池山さんの明るい人柄によって打ち解けていき、歌声も伸びやかな声に変わっていきました。 本番では、前半に池山さんがアルパと歌のコンサートを行い、後半は約60名の子どもたちがステージ上で練習の成果を発表しました。子どもたちはお揃いの衣装を身につけて、楽しそうに歌ってくれました。子どもたちの姿を見たお客様からは「感動した」など多くのうれしいお言葉をいただきました。また、参加した子どもたちからも「また参加したい!」という声がたくさん届きました。文・古関芽衣1時間の間に「ふるさと」「ありがとうの花」「怪獣のバラード」「世界がひとつになるまで」の4曲を練習するのは大変でしたが、子どもたちはみんな集中して頑張っていました。前半のコンサートでは池山さんの美しい歌声とアルパの優しい音色が会場に響きわたりました。児童館の子どもたちが着ているTシャツは東北生活文化大学の学生さんと虹の丘児童センターの子どもたちがこの日のために手作りしてくれたもの。みんなよく似合っていました。アルパ奏者 池山由香さんと仙台の子どもたちが奏でるみんなの歌 Part 29月14日(金) 仙台市戦災復興記念館 記念ホールそんな“せんくら”を待ちきれない方々に向けた先取り企画「街なかコンサート」をご存知ですか?今年も街なかの3会場で開催され、多くの方がひと足早く、色とりどりの音色を楽しみました。(仙台市市民文化事業団 音楽振興課)

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