季刊まちりょくvol.33
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62 “せんくら”の開催前に、一人でも多くの人にこの音楽祭の魅力をお伝えしたい。そこで会場として選ばれたのが、シリーズ企画「Mミュージックusic fフロムrom PパトナaToNa」をはじめ様々な室内楽の展開拠点となっている、宮城野区文化センター パトナホールのホワイエです。 今年は、Music from PaToNaの音楽監修である三宅進さん(仙台フィルハーモニー管弦楽団チェロ・ソロ首席奏者)と芦澤曉男さん(同楽団フルート・副首席奏者)をお迎えしました。当日は席を追加しなければならないほど、たくさんのお客様にお越しいただきました。せんくらでは、出演者とお客様の距離感が近いのが特徴の一つですが、こちらのコンサートはその距離感が更に近い!三宅さんと芦澤さんの軽快なトークの合いの手には、お客様の笑い声や感嘆の声がぴったりとはまっていました。コンサートの締めくくりは秋の曲メドレー。誰もが知っている日本の曲がいくつも流れ、会場はしっとりした雰囲気に包まれました。 文・石濱あゆみ事業レポート街なかコンサートホールのホワイエがコンサート会場に早変わり。会場いっぱいに並べた席は全てお客様で埋まりました。 仙台の秋を音楽で彩る「仙台クラシックフェスティバル」“せんくら”。今年13回目を数え、毎年多くのアーティストが出演し、様々な音楽を気軽に味わうことができる贅沢なイベントです。「水の量によって音程が変わるんですよ」芦澤さんはそう言ってガラス瓶を口元に当てると、息を吹きます。ガラス瓶から流れ出るメロディに、三宅さんもお客様もびっくり。「このチェロを購入しようか迷っているんです」三宅さんのその言葉に、お客様は三宅さんのソロ演奏に熱心に耳を傾けます。三宅さんはその後チェロを購入されたのでしょうか。~せんくらプレトーク&コンサート~三宅進が語る“せんくら”の魅力9月4日(火) 宮城野区文化センター パトナホールホワイエ

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