季刊まちりょくvol.33
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2 今回の主役・土方さんは北海道のご出身。東北学院大学に進学した理由を伺ってみると、北海道の青年にとって、人生初の関門が大学入試。「津軽海峡」を越えるか否かの決断を迫られるのだそう。当時、札幌で地方試験を開催していたのが、京都の龍りゅうこく谷大学や東北学院大学で、高校生の土方少年は「ショッパイ河(津軽海峡)」を越えるんだ!と東北学院大学に進学することに。しかし東北学院大学が宮城県の仙台市にあることを認識したのは合格後だったと笑います。 「あの頃は泉キャンパスができる前で、キャンパスはここ土樋に通いました。芋の子を洗うように学生がいて、満員電車状態だった」と土方さん。国の有形文化財に登録された礼拝堂*1の地下には当時食堂がありましたが、学生が入りきらなかったそう。「五橋の角かどの〈ベニー〉や〈シルビア〉、荒町の〈ぴーぷる〉に食べに行きました」。今のようにコンビニもなく、周辺の喫茶店や定食屋が賑わい、雀荘の窓から「メンバーが一人足りないから誰か~」と声がかかることもあったと、取材にご一緒くださった学校法人東北学院の広報部長・内うつみむつお海睦夫さんと当時の思い出話に花が咲きます。 サークルは「映画同好会」で、メンバーは十数人。東京からフィルムを借りて、大学のホールで「自主上映」を行ってい創建当初の姿を留めるラーハウザー記念東北学院礼拝堂のステンドグラス。「昔はこのステンドグラスの見学ツアーがあって、観光バスが連なって来ていた」。編集者仲間、東北大学出版会の小こばやしなおゆき林直之さん(左)と。2010年、仙台の老舗書店・金港堂100周年記念で一緒にトークイベントを開催。以来、震災時も苦労を分かち合い、仙台の出版文化を支えてきた大切な同志の一人。

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