季刊まちりょくvol.33
16/76

 「子育て中でも歌を歌いたい」というお母さん4人が集まって、1989年に発足した「母と子のうたごえサークル あめんぼ」。現在、親子10~15組が、毎月2回、地下鉄沿線の市民センターに集まって活動をしています。 まずは「いとし子タイム」という親子の触れ合いから。絵本の読み聞かせや手遊びを行います。その後は「うたの時間」。親子で一緒に童謡をはじめ季節の歌や流行の歌、リクエストのあった人気のアニメソングなどを歌います。そしてお母さんたちの歌タイム。童謡に限らず、様々なジャンルの歌を歌います。その間は学生ボランティアさんが、子どもたちの面倒をみてくれるので、心おきなく歌を楽しむことができます。親子で、お母さんだけでと、それぞれで歌う時間があるのが「あめんぼ」のスタイル。また子育て期の笑いや涙を綴ったオリジナル作品を制作し歌っているもの特色とのこと。長年、サークルを音楽面をサポートし、曲も提供している長さん(瀧澤朝夫さん)は、子育ての歌も広い意味で「童謡」で、「お母さんが一緒に童謡を歌ってくれるだけでなく、お母さんたちの好きな歌や、子育ての歌を楽しんで歌っている。その姿を子どもたちに見せるのは大事なこと」だと言います。14母と子のうたごえサークル あめんぼ「ドレミの歌」を歌いながら、みんなでグルグル。自然と笑顔になり声も張りが出てきます。子どもたちは学生ボランティアさんと一緒に本を読んだり、絵を描いたり。でも耳ではお母さんたちの歌を聴いています。お母さんにギュ「お母さんたちの歌タイム」親子で歌を楽しんでいます

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る