季刊まちりょくvol.32
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13 広すぎず狭すぎずの空間なので、お客さんはもちろん、出店者さん同士でも互いに行き来しながら話しができるアットホームな雰囲気。「遊びに来ている感じですね。みなさんとのおしゃべりが何よりも楽しみ」「『市』に出店したいけど、敷居が高いと尻込みされる方の初めの一歩にピッタリ」と出店者の方。ふろしきバッグ。結び方は美枝先生に教えてもらえます。ビールケース1つ分のスペースを、工夫をこらしてディスプレイしています。「心を折り結び、包む専門家」の佐藤美枝さん。この笑顔に会えるのも「ふろしき市」の楽しみの一つです。かわいい売り子さんがいました。荒町商店街ふろしき市毎月第2、4土曜日 10:00~15:00会場:及川酒造店 仙台市若林区荒町127仙台市地下鉄南北線「愛宕橋」下車 徒歩5分022-223-2885(及川酒造店) 「ふろしき市」の中心的存在が、「お包みの魔法使い」こと、佐藤美枝先生。この「ふろしき市」が開催されるという情報をキャッチし、「ふろしきなら、私が行かねばならないっちゃ」と、「ふろしきの使い方」を伝授しに、手弁当で駆けつけます。 ツイッターで発信される情報を頼りに、秋田、山形、岩手など県外から訪れる方も多く、お隣の岩手県遠野市でも「伝承園ふろしき市」が開催されるようになると、はしごする方もでてきたそう。この日は、仕事に向かう途中に立ち寄る常連さんや、通りがかりに立ち寄る方の姿もありました。 「大きくせずに、私のできる範囲、目の届く範囲で続けていきたいですね。この『ふろしき市』をきっかけに荒町商店街に来てもらえれば」と及川さん。商店街への深い愛を感じます。 8月は暑いので休みとのことですが、雨天時は場所を店内に移し、ワイワイ開催されています。気になった方は、ふろしきを持参して遊びに行ってみませんか。

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