季刊まちりょくvol.32
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1212おしゃべりが楽しい 荒町商店街ふろしき市 仙台の歴史ある商店街「荒町」で毎月第2、4土曜日に開催されている「荒町商店街ふろしき市」。不思議なネーミングが気になりました。主催者である及川酒造店の及川夕子さんにきっかけを伺うと、以前開催していた、荒町商店街に顔馴染みや行きつけのお店を作る企画「夜は荒町で楽しまナイト」だったそう。評判が良く、しまいにはお店に入らないくらい大勢の方が集まるように。一方で夜の参加は難しいという方も多く、昼間のイベントを求める声を受けて2016年4月に始まったのがこの「荒町商店街ふろしき市」でした。 ネーミングの由来は「『商店街』と『ふろしき』は、どちらも身近にありすぎて、どう使っていいかわからないですよね。そこでどちらも掘り起こしをしたいと思って」とのこと。着眼点がユニークです。 会場は及川酒造店の店先です。出店者は売りたいものを「ふろしき」に包んで参加。ビールケースを重ねて作られた土台にふろしきを広げるとお店に早変わり。全部で6ブースで、その内の1つはワークショップブースに。出店者の顔ぶれは毎回少しずつ異なるそうです。「市」のある日は万国旗ならぬ「ふろしき旗」がはためきます。こちらを目印にどうぞ。主催者の及川夕子さん。みんなから「アネさん」と呼ばれています。場所決めに使う「くじ」この日のワークショップは「あじさいブローチ」作り。30分くらいで完成です。

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