季刊まちりょくvol.31
12/80

展示の様子(真ん中が佐藤さん)立体に見えるメガネもチェック展示の様子⇒P.8から続く10 サンモール一番町を南に抜け、南町通りを渡ってすぐのコンビニ隣にある「東北工業大学一番町ロビー」。その存在自体は知っていたのですが、これまでなかなか入るきっかけがなく、今回初めての潜入! 「大学は八木山にキャンパスがあるのですが、街中での情報発信と地域交流の場として2003年にオープンして、今年の10月で15周年を迎えます」そう説明していただいたのは、東北工業大学一番町ロビーに常駐する事務職員の佐藤博子さん。 佐藤さんの案内で早速展示物を拝見。このロビー1階のギャラリーでは、展示内容が一週間ごとに変わります。訪れたこの日の展示は、東北工業大学建築学科の新入生オリエンテーションで行なわれたワークショップ課題の最終成果物。138名の新一年生全員がグループに分かれて、仙台の街中を歩きながら、建築やまちづくりについて学生の視点で捉えたものがA1判模造紙に手描きでまとめられ、壁一面に展示されていました。まさに手作り感溢れる発表作品ですが、説明やイラストなどをよく眺めてみると、仙台の街の歴史を紐解くものや近代的な建築物を集めたもの、路地裏や「杜」に焦点をあてたものなど、建築業界を目指すタマゴたちだけあって、なかなか面白い発表内容でした。東北工業大学一番町ロビー

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る