季刊まちりょくvol.31
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GAKUSHOKUステーションカフェGAKUSHOKU郷(ふるさと)ステーションカフェのパスタランチ8⇒P.10に続く 2007年に「東北福祉大前駅」が開業したのを機に開設された鉄道資料館「鉄道交流ステーション」ですが、その誕生の背景には、重要な日本鉄道の歴史がありました。 「戦前、首都圏や長大トンネルは直流で電化されていたのですが、戦後、地方に電化路線を延ばしていくときにコストが安い「交流電化」が検討され、仙山線で試験されて国産の技術が開発されました。いまの新幹線の技術の原点です。でも仙山線が『交流電化発祥の地』であることはあまり知られていないんです」と少し残念そうな鈴木さん。 鉄道の歴史を広く伝えるとともに、大学関係者だけではなく、駅を利用する地域の人々が気軽に出入りできる「地域共創」の交流の場として誕生した鉄道交流ステーション。仙山線利用の時間調整時など、駅の利用客は館内で展示を観たり、お茶をしながら待機したりと、ステーションキャンパス館はもはや駅ビル的存在としても親しまれているようです。 鉄道への興味が一気に高まること間違いなしの鉄道交流ステーションを訪れる際の交通手段は、もちろん仙山線で! 「東北福祉大前」駅の出入口があるのは実は建物の3階部分。その3階の鉄道交流ステーションの真向かいには、明るく開放的な『GAKUSHOKU ステーションカフェ』があります。これからの季節には外のテラス席もおすすめ。パスタやうどん・そばなどのお食事メニューのほかに、スイーツも楽しむことができます。そして、外階段から1階に降りた道路沿いにあるのが、一見学食には見えない『GAKUSHOKU 郷(ふるさと)』。どうみても居酒屋です。定食や丼ものメニューがリーズナブルな価格で楽しむことができます。 東北福祉大学・鉄道交流ステーション(TFU鉄道交流ステーション)第33回企画展『仙台周辺にある鉄道の遺産・遺構を訪ねる』 7月7日(土)まで開催中 10:00~16:00 休館日:毎週日・月曜日、祝日 *入場無料 *次回予定 第34回企画展「鉄道のためにはたらく乗りもの」8月1日(水)〜11月2日(金) ※企画展を開催しない期間は、展示替のため休館となります鉄道模型館(TFUスカイトレイン) 開館時間:11:00~16:00 6・7月はメンテナンスのため休館 8月以降の開館日についてはお問合せください〒981-8523 宮城県仙台市青葉区国見1丁目19-1東北福祉大学ステーションキャンパス ステーションキャンパス館3階 TEL:022-728-6612おみやげのえはがき(仙山線沿線のかわいいイラスト!)

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