季刊まちりょくvol.28
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中本誠司現代美術館今野純市さん註*1 第2回から。*2 仙台三越で開催。*3 ダダカン本名、糸井貫二(いといかんじ)。1920年生まれ。仙台における伝説のパフォーマー。「ダダカン」は「ダダイズム」と本名から。「せんだいアンデパンダン展」の題字を手がける。*4 パフォーマンスの日今年は10月1日(日)。P8参照。*5 のりっぱの野外展示 仙台市青葉区大手町地区、評定河原球場近くが会場。P8、16参照。*6 今年も定禅寺通りグリーンベルト(西側メディアテーク前)で開催。*7 綾波レイテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する少女。*8 シャチライダー昨年のパフォーマンスの一つ。P8参照。*9 レッドブルの車オーストリアのレッドブル社が製造・販売する清涼飲料「レッドブル」の大型オブジェを取り付けた宣伝車。*10 アバンギャルドン各ギャラリーや街中に出現した、アンデパンダン展で生まれた作品のひとつ。P8参照。*11 「なんでパンダ?店」 「アンデパンダン展」と同会期に、市内のハンドメイド雑貨店が開催。作家によるパンダグッズを展示販売。15今後は…関本 震災の時には政治が揺れ動いていて、デモなど社会に訴えかける様々な方法があった。そういった表現手法で訴えるのを目の当たりにして、疑ってみる眼を小さい頃から持っている小・中学生が、大人になって表現をしたいといった時に自由に参加できる場を作っておきたいという思いがあります。エントリー料も極力抑えて参加しやすくし、できる限り長く続けていきたいと思っている。木村 ギャラリーの敷居が高いとずっと前から言われていますが、一回も入ったことがないという人が多いのでは。だからこれをきっかけにしてもらうと、ああこんな感じなのかと思うんじゃないかな。そういう人をどんどん増やしていかないとね。SARP 散歩がてら来ていただけると嬉しいです。越後 ひやかし大歓迎!木村 こういう表現でもいいんだ、というのに触れることができるし、ひょっとしたら来年あなたも出展したくなるかも。関本 触って楽しめる作品もあります。いのうえ 本を提出された方もいますね。お手にとってご覧くださいと。越後 CDを「自由にお持ち帰りください」とか、いろんな手法があって面白い。関本 出展者ではない方で、勝手に楽しんでいる人もいますよね。非公認の「なんでパンダ?店」*11とか(笑)木村 今年パン屋さん巻き込んだらいいんじゃない?最近手作りパンが流行ってるし。誰か知り合いいない?関本 色々な方が楽しみながら関ってくれたら嬉しいですね。 ……話はまだまだ尽きぬ気配でしたが、夜も更けてきたので、残念ながらおいとましました。気苦労が多いと察せられましたが、みなさんそれも含めて心から楽しんでいる様子。仙台のアート世界を盛り上げていくぞ、という心意気が伝わってきました。 さまざまな表現に門戸を開く「せんだい21アンデパンダン展」。まだ体験したことがないという方は、この機会に各会場に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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