季刊まちりょくvol.27
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に使っていたもの…その臨場感を市民の皆さんに伝える楽しさに目覚めたのだそう。しかし、現地説明会は年に数回しか開くことができず「消化不良」気味だったと言います。15年前から始め、今も続く「まち歩き」は、「城下町という遺跡の現地説明会」とのおことばに思わず納得。今も江戸時代の町並みの痕跡を探し続けています。 「仙台は隠れた魅力満載の町なのに、誰も気が付かないで暮らしている」と残念そうに語る木村さん。その魅力を、全国の方にも、そして地元の方にも知ってもらいたいとの思いが、「ブラタモリ」出演につながったと言います。 他に歩いてみたい町はありますか?との質問に、「よその城下町も歩きますけれど、仙台の町はまだまだ探しきれてないとタモリさんと初対面で話をした時、「ああこの人も同じ種類の人間だ」と直感。ころがたくさんあるから」とニッコリ。 木村さんが掘り起こす、「仙台城下の痕跡」が、これからもどんどん地図上に増えていくことでしょう。3気になる地形を見つけると、そこから動けなくなるという木村さん。ふと夜中に目が覚め、地図を取り出し、あれこれ妄想をめぐらせ、朝早くに現地かけつけることも。

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