季刊まちりょくvol.27
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23 ワークショップの参加者にぎこちない日本語で「ありがとう」と言われることもありました。国際メンバー同士顔を合わせれば「Are you OK?(大丈夫?)」と気遣いあい、すれ違う韓国のスタッフにも「파이팅!(ファイト!)」と励まされ過ごす毎日は、疲れ以上に喜びを感じるものでした。 祭の最後の夜、月と車のライトで照らされた野外に用意されていたのは互いをぎゅっと抱きしめて、賛辞と再会の約束を交わす静かな時間でした。 この祭の期間、彼らと寝食を共にし、交流を深め、私たちには情報を発信するばかりでなく受け取り持ち帰る役割があることを何度も感じるとともに、自分たちの国や文化、技術や経験をあらためて確認し位置づけることができました。家族のように迎えられたことに感謝し、今後海外から訪れるみなさんを家族のように迎えたい、迎えられる土壌を育みたいと願う貴重な経験でした。文:仙台市富沢遺跡保存館 長田麻里富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム)体験コーナー「石器を使ってみよう」日曜日・祝日 13:00~15:00に実施 *申し込み不要・体験無料(入館料がかかります)お問い合せ 022-246-9153 館詳細は69ページへ縄文の森広場縄文わくわく体験石器づくりはじめ、土器や編布(あんぎん)づくりなどの体験ができます。開館日の9:00~11:30、12:30~15:00に受付 *事前予約不要(団体の場合は要予約)・体験料がそれぞれかかりますお問い合せ 022-307-5665 館詳細は69ページへ佐藤祐輔(仙台市縄文の森広場)長田麻里(仙台市富沢遺跡保存館〈地底の森ミュージアム〉)最後の夜のお別れ会のようす。1週間の滞在がとても短く感じられました。韓国の学生からの質問に答えたり、石器づくりの指導を実践(左端、佐藤)みなさん熱心に見入っていました私たちの日本コーナーも大賑わい 私たちが行って来ました!!あなたも体験してみませんか?

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