季刊まちりょくvol.27
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22 「漣川旧石器祭」は、韓国京キョンギド畿道漣ヨンチョングン川郡全チョンゴンニ谷里に所在する「全谷里先史博物館」を中核に、漣川郡が毎年行っている盛大なお祭です。祭は韓国の旧石器時代を代表する全谷里遺跡の貴重さを来場者へ知ってもらう目的や、広くは観光資源としての情報発信の役割を担っています。この祭期間、韓国北部を中心に韓国全土から数十万人が訪れます。今年は25周年ということもあり、昨年より多く、10か国17名の学芸員・スタッフが招かれました。地底の森ミュージアム・仙台市縄文の森広場がこの「祭」に招かれるのは昨年に続き2回目。佐藤祐輔と長田麻里の職員2名が応援の要請を受け、5月2日~7日まで滞在し、ワークショップなどを行ってきました。 祭会場では、飲食店のテントが連なり、ほかに旧石器風のバーベキューコーナーなどもある中、アーティストによるライブが行われ、着ぐるみや旧石器人の仮装を行ったパフォーマーが場を盛り上げました。その賑やかさの中に、招待された各国、各博物館のさまざまな先史体験や学習、文化を伝える教育プログラムが持ち寄られていました。   私たちのコーナーには石器づくりの実演と石器を使用する体験を用意しました。5月3日から7日の5日間で体験の参加者は1000人を超え、その数倍の方が実演を見学。石を割る際には、お客さんも「하나(1)ハナ」「둘(2)トゥル」「셋(3)セッ」とかけ声をかけてくれました。 第25回 漣川旧石器祭(教育博覧会・国際ワークショップ)への参加ミュージアムレポート5月2日は第9回国際ワークショップがあり、「Heritage education through Hands-on learning」と題して仙台市縄文の森広場について発表を行いました。鋳物の実演を行うスペインのコーナー ビーズでアクセサリーをつくる体験と火おこしの実演を行っていたタンザニアのコーナーCave art(洞窟壁画)を体験できるフランスのコーナーソウル釜山光州仁川仁川京畿道京畿道ここで開催!!ここで開催!!

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