季刊まちりょくvol.26
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11 タイの伝統舞踊・伝統音楽教育は、一般の学校教育課程に組み込まれていますが、それを指導する教育者やプロの舞踊家・音楽家の多くは、タイ全土に12校ある国立伝統芸能学校の出身者が圧倒的多数です。 国立伝統芸能学校チェンマイ校は、1971年創設と、バンコク校に次ぐ長い歴史を誇ります。6年間の中等教育、5年間の高等教育からなる11年制の伝統芸能の専門教育機関で、現在、13歳から24歳までの約1,000人もの生徒が学んでいます。一般科目から伝統芸能、そして現代舞踊や西洋音楽にも及ぶプログラムの指導には、約80人の教員があたり、ランナー文化の継承者たちを育成しています。 この伝統芸能のエリート校からさらに選び抜かれた17人の舞踊家と5人の演奏家が、「タイ王立舞踊団」として、新緑の仙台にやってきます。タイの伝統芸能教育舞踊学校で学ぶ生徒たち(写真提供/千徳美穂)

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