季刊まちりょくvol.25
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七郷語り継ぎボランティア「未来へ―郷さとはま浜」の皆さん 現在、メモリアル交流館とその他の場所(おもに荒浜)での活動は半々ぐらいです。「荒浜」というと来る方も緊張してしまうようですが、メモリアル交流館ができたおかげで、お互いに身構えずに話をすることができるし、私たちの活動の場が広がりました。 メモリアル交流館では、写真や地図があるから土地勘のない人にも説明がしやすいです。県外の方などは、荒浜の更地の現場に行っても震災や津波の実感はあまりないと思うのですが、メモリアル交流館にある復元模型を見ながら話をすると伝わりやすいし、説得力があると思います。 メモリアル交流館は、私たちボランティアが常に気軽に行けるような雰囲気になるともっといいなと思います。ボランティア専用駐車場とか、腰かけてほっとできるお茶スペースなんかがあればいいですよね。震災前に七郷地区に住んでいた方々が集まり、2015年12月に設立されたボランティア会。メンバーは10人。毎月数回、依頼のあった団体に震災の記憶を語り継ぐ活動を行っています。メモリアル交流館でも「地域の方の話を聞きたい」という要望があった際に「未来へ―郷浜」のメンバーの方に依頼し、震災当時の話をしていただいています。メモリアル交流館とわたし19荒浜の復元模型

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