季刊まちりょくvol.25
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17荒浜再生を願う会 貴きだ田 喜一さん 私たちのふるさと「荒浜」地域は、震災後に居住ができなくなりましたが、ここの集落のコミュニティの絆はものすごく強いんです。それが全部バラバラにされると困るということで、「荒浜再生を願う会」の活動が始まりました。 メモリアル交流館で開催した「まめげっつぁん」「いもげっつぁん」は、地元ではその呼び名も含めて当たり前のことですが、職員の田澤さんが関心をもってくれてイベントにすることができました。また、メモリアル交流館を会場にして荒浜の地域資源や今後について考える「荒浜アカデミア」という勉強会をやったこともあります。 地下鉄東西線開業のときは絶対乗ってやらないと思ったけど、その後の忘年会シーズンに東西線を使ってみたら便利だね(笑)。メモリアル交流館も利便性がいいから、あそこから荒浜までの人の流れができるといい。大事なものはこの荒浜の地で守っていきつつ、また、メモリアル交流館でも何かやっていけるといいなと思っています。「荒浜再生を願う会」は、津波被害を受けた若林区荒浜地区で受け継がれてきた“自然と向き合った豊かな暮らし”を、ふるさと荒浜の地で次代につなぐことを目標として活動しています。2016年9月と10月にメモリアル交流館の屋上で開催した「まめげっつぁん」「いもげっつぁん」のお月見では、会の皆さんに、事前準備から当日の実施まで一連のご協力をいただきました。メモリアル交流館とわたし10月に開催した「いもげっつぁん」では、「荒浜再生を願う会」の皆さんに地元ならではのお供え物の準備や、おふるまいのご協力をいただきました。

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