季刊まちりょくvol.24
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 園内を散策していると、隣の遊園地から乗り物の音やBGMが聞こえてきた。すると渋谷さんが「思い出してきた! 昼間ずっとこの遊園地の歌が流れていましたよ」。そこから記憶が呼び起こされ、話は渋谷さんがこの近所に住んでいた頃のエピソードに。夜になると動物の鳴き声が聞こえてきたこと。5月の連休中は動物園や遊園地に向かう車が渋滞して自分の家の車が出せなくなったこと。飼っていたハスキー犬が逃げ、東北大青葉山キャンパスにある乗馬部の厩舎で馬と数日一緒に過ごしていたこと、などなど。 当時、仙台フィル(当初は宮城フィル)のコンサートマスターを務めていた渋谷さん。女性のコンマスが珍しかった時代、しかもお子さんを育てながらの演奏活動は大変ではなかったのだろうか? 「いろんな人探検は外回りへ。新緑の季節、晴れていれば絶好の探検日和だったが、雨もまた良し。いかにも「隊長」という感じの齋さん。3散歩しているヒツジにばったり。毛を刈って2ヵ月だそうだが、「ふわふわして気持ちいい! こういうクッションありますよね」福岡出身の渋谷さんは、アメリカ留学を経て仙台に転居。「九州の人間は、こっちの人から見ると少しバカじゃないのと言われるぐらい人見知りしないんですよね。初対面のときからパーッと人の中に入っちゃうから、仙台に来て変なヤツって思われてたみたい(笑)」「アフリカ園」の水辺。ピンク色が美しいフラミンゴが群れをつくっていた。

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