季刊まちりょくvol.23
10/88

8⇒P.10に続く 現在の仙台フィルは常任指揮者にパスカル・ヴェロ(フランス出身)、首席客演指揮者に小泉和裕、ミュージック・パートナーに山田和樹が就任。約80人の楽団員を擁し、年間9回の定期演奏会をはじめ、年間約110公演におよぶ演奏活動を展開しています。 3年に一度開催する「仙台国際音楽コンクール」や、毎年秋の風物詩ともなっている「仙台クラシックフェスティバル(せんくら)」などでも活躍しています。 学校の体育館や地域のお祭りなど、ホール以外の場所に出かけての演奏会も実施。2011年3月11日の東日本大震災の後は、「音楽の力による復興センター・東北」と協力し、被災者のもとに音楽を届ける活動を開始し、現在も継続中です。 演奏活動だけではなく、楽団員たちは、小学5年生から高校2年生が在籍する「仙台ジュニアオーケストラ」の講師として、また音楽教室などにおいて、未来の音楽界を担う才能を育てるという重要な役割も担当しています。 このように仙台フィルは、さまざまな場面で、地元の音楽文化の普及・発展に力を注いでいます。仙台フィルの現在常任指揮者 パスカル・ヴェロ首席客演指揮者 小泉和裕 ©Ivan Malyミュージック・パートナー 山田和樹2011年4月、石巻市の避難所での復興コンサート ©佐々木隆二仙台ジュニアオーケストラの子どもたちに指導をする楽団員小さな子どもや家族連れを対象にした演奏会「オーケストラと遊んじゃおう!」学校訪問コンサート

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る