季刊まちりょくvol.22
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13 1日5、6時間練習しました。毎日全てを練習するのは難しいので、2、3日のサイクルに分けて練習するように心がけていました。協奏曲の練習では、早い段階でオーケストラパートをピアノで弾いてもらい、合わせていました。1人で弾いているのとは全然違う音が聴こえてきて、戸惑ってしまうこともしばしば……。(佐野隆哉さん) 日によりますが、4〜10時間ぐらいです。協奏曲は、オーケストラのパートも練習します。スコア(総譜)も見ながら音楽の動きを全体で捉え、ソロが形になってきたら他のピアニストにオケのパートを弾いてもらい合わせます。(鈴木美紗さん) コンクールだからといって、練習量はあまり変わりません。練習は量より質! 協奏曲は、スコアを見ながら勉強します。オーケストラと演奏する前にピアノと練習して、実際オーケストラと弾いたらどうなるか、シミュレーションします。(富井ちえりさん)A 私の場合は、浴槽に浸かりながら上手くいった演奏をイメージして、ひたすら自己暗示をかけていました。これで、結構緊張がほぐれます。(佐野隆哉さん)  集中するよう努め、オンオフの区別をしっかりつけます。ゲン担ぎは無いですが、本番前に仮眠を取り、頭と身体を休めます。大切な人達に弾いて来るよと報告し励ましてもらい、活力をつけます。(鈴木美紗さん) コンクール中は、周囲に流されず我が道を行けるように、マイペースで過ごすように心がけています。(富井ちえりさん)A 曲のイメージに合う、着やすいものを選びます。(鈴木美紗さん) とにかく弾きやすく、問題なく普段通り弾けるものを選びます。個人的な好みですが、コンクールの時は特に、シンプルで、あまりビカビカ光るものが無いドレスを選びます。(富井ちえりさん)Aコンクール出場の際の衣裳について、何かこだわりはありますか?Qコンクール期間中はどのように過ごしますか? Qコンクールのために1日に何時間ぐらい練習するのでしょうか? また、協奏曲はどのように練習するのですか?QAAAAA

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