季刊まちりょくvol.21
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13 岩手大学大学院農学研究科修士課程2年生です。専攻はバイオフロンティア、寒冷地の作物収量アップについて研究しています。ヴァイオリンは大学に入ってから始めました。その大学のオケに代表の白取さんが勧誘に来たことと、白取さんと北海道農民管弦楽団で一緒に活動していたポスドクの方(現在、東北農民管弦楽団でフルートを担当)から誘われたこともあって、1回目の演奏会から参加しました。将来は研究者を目指していますが、実地のつながりも必要になってくるので、このオケの集まりで皆さんに話を聞いたりして勉強させていただいています。 北上市で野菜農家とJA職員を兼業しています。以前はクラリネットを演奏していましたが、今はお休みしていて、おもに指揮を担当しています。東北農民管弦楽団はとてもあったかいオケですね。演奏レベルも高いし、指揮していて楽しくて仕方がない。2月の本番でも「新世界より」を振ります。抱負ですか? そうですねえ、東北人らしい、土の匂いのする演奏をしたいと思います。 東北大学農学研究科の教員です。講義や会議があるときは仙台の農学部キャンパスにも行きますが、ふだんは鳴子にある研究所(川渡フィールドセンター)で、土と肥料についての研究や学生の実習指導を行っています。クラリネットは学生時代に大学のオケやその後もアマオケで吹いていましたが、ここ10年ぐらいは1人で楽しんでいました。それが去年、知り合いから誘われて東北農民管弦楽団に入りました。このオケのいいところは、誰でも仲間に受け入れてくれるところでしょうか。農業と音楽をやっていると宮沢賢治が好きという人も多いし、共通の話題があっていいですよね。ただ楽団員が東北各地にいるので、本番直前にしか全員が集まって合わせることができないのが難点。2月の仙台公演では、皆さんががっかりしないような演奏をしようと思います(笑)。開ひらき 勇人さん齋藤 雅典さん折おりい居 周二さん

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