季刊まちりょくvol.19
8/84

6〜つながる・集まる・羽ばたく〜22001155小山実稚恵 ©ND CHOW 子どもたちを対象にした、音楽や多彩なジャンルのプログラムが一堂に会する催しです。 きっかけは、仙台出身の世界的ピアニスト・小山実稚恵さんが、30年にわたる演奏活動、また東日本大震災の被災地への訪問コンサートを続けるなかで抱いてきた、「多くの子どもたちが、夢を持って取り組む『何か』に出会い、自らの足で新たな一歩を踏み出してほしい」という強い思いでした。その小山さんの思いに、文化面から震災復興に取り組む株式会社日立システムズ、そして当財団とがつながり、この企画が実現することとなりました。 タイトルの「ボレロ」は、フランスの作曲家・ラヴェルの名曲。違う楽器が次々に同じメロディを繰り返し、最後にはひとつになって羽ばたくようなイメージから、この催しの象徴として掲げられています。※P.10から小山さんのインタビューを掲載しています。 「仙台クラシックフェスティバル」=「せんくら」は、多くの方にクラシック音楽に親しんでもらうことを目的に2006年にスタートした音楽祭です。今年で10周年を迎えます。 クラシック音楽というと、「敷居が高い」「堅苦しい」「入場料が高い」といったイメージを持たれがちですが、「せんくら」は1公演45~60分、1,000~2,000円とカジュアルな設定。どこかで聴いたことのある定番の曲を中心に、小さなお子様が入場できる公演も充実しています。どなたでも気軽に楽しんでいただけるプログラムが3日間にわたって展開され、演奏会をはしごするなど自分流に楽しむことができるのが特徴となっています。どんな催し?どんな催し?こどもの夢ひろば“ボレロ”4月22日に開かれた記者発表会

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る