季刊まちりょくvol.19
13/84

11――「こどもの夢ひろば“ボレロ”」には子どもたちがたくさん来場すると思いますが、小山さんご自身はどんなお子さんだったのでしょうか? 私は(少し考えて)落ち着きのない子でした(笑)。外で遊ぶのが大好きで、小学校の10分間の休み時間には、必ず校庭の鉄棒のところに行っていましたね。1秒も無駄にしないように遊びに出ているタイプでした。――6歳からピアノを続けてこられて、今年でピアニストとしてデビュー30周年ですね。「ピアノっていいな、大好きだな」と思う瞬間はどんなときですか? それはね……、うーん、ほぼ「いつも」です(笑)。うまく弾けなくて残念に思うことはありますけれど、ピアノがすごく好きだと思いますね、本当に。心からやめたいと思ったことはこれまでたぶん一度もないです。――24時間、ピアノのことを考えていらっしゃる? そんなことはないです。私、ものすごく多趣味なので。今でこそ没頭するものは少なくはなりましたけれど、たとえばお菓子づくりとか、ビーズの作品をつくったり。収集癖もありました。和紙とか消しゴムとか、香水瓶を集めたり。あと、ゲームごとが好きなので、囲碁を習いに行ったり。「あっ」と思ったら気軽に始めるんです(笑)。今好きなものはスポーツ観戦ですね。テニス、スケート、野球。何でもプレーを見に行きます。実際に見に行くと、バスケットボールとかバレーボールも面白いですよね。――スポーツを生で見ると違いますか? 素人が見ても、違いみたいなものは感じます。生じゃないと分からないことっていっぱいありますしね。たとえばトラック競技なんかだと、3番目につけていても、順位が上がりそうか、これから下がって行ってしまいそうなのかというのは何となく分かります。はっと目に付くオーラというのか、ぱっと分かるものがライブでは明らかにありますよね。――今回の「こどもの夢ひろば“ボレロ”」についても、実際に会場に足を運んで、本物に触れて「感じる」ことが大事なことのように思います。 そう! 自分で感じて好きになればそれは揺るがない。けれど、人から「いいよ」って言われて好きになったものは、「いいよ」って言ってくれる人がいなく

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る