季刊まちりょくvol.17
21/76

19らなぁと思います。本当はこのメンバーでまた歌いたいです!(合唱団・後藤燈)・若い人たちへ、この現場をよい経験にしてこれからの仙台市 の文化づくりをこなしてください。(合唱団・尾崎正光)・オペラ「遠い帆」という作品は合唱中心の作品で、私のレベルでも繰り返しやれば、音楽の好きな人なら歌うことのできる作品です。そして、新しい響きに満ちた不思議に心強い音楽です。ぜひ「市民が参加できる」仙台市の宝(財産)として、これからも定期的に、あるいは機会をとらえて、再演されることを願っています。(今回のような大掛かりなものでなくても。)(合唱団員)・スタッフが出演者を支え、出演者が最高のパフォーマンスを行えた時、お客様が笑顔だったり心を揺さぶられて(⇒感動)劇場を後にされる。世界中が牙を剥いている今、自分たちが劇場で出来ることの重みを、より背負って進んでいきたいと思う。このような想いに導いて下さった関係者の皆様に感謝いたします。(舞台スタッフ・(有)舞台監督工房)・「遠い帆」合唱団をこのまま終わらせるのはもったいない。何かの機会に「遠い帆」の合唱部分のコンサートがあってもよいのではと思っている。(合唱団員)・新国立劇場の舞台に立てて、とても嬉しかったです。(黙役・嶺岸加奈)・事務局もより専門的な力をつけていくべきだと思う。(合唱指導・佐藤淳一)・歌うこと、演じること、人間(人生)のこと、舞台がどのように作られていくかということ、様々な仕事があるということ…etc。本当にたくさん学べた“濃い2年間”でした。(合唱団員)・「遠い帆」は本当に深く素晴らしい舞台なので、これからも定期的に続けていってほしいです。(児童合唱・後藤優)・学校との両立を続けて、よりよい音楽を作っていきたいです。(児童合唱)・私はあの素晴らしい時間を一緒に過ごした共演者の方とまた「遠い帆」をやりたいです。(児童合唱) 様々な思いを持って集まった人々が、場所・体験・目標を同じくし、膨大な時間をともにすることで大きなエネルギーが生まれ、舞台が創り上げられました。震災を経験し、三善晃氏の訃報を乗り越えての「航海」は、どこか荒波を乗り越えながらヨーロッパをめざし進み続けた使節団の姿に重なります。 今回の再演を経て一人ひとりが新たな知識や実感、仲間を得て、それが日常の生活や活動につながり、さらなる芸術文化の振興のきっかけとなること、またこの作品を財産として歌い継いでいくこと——。「遠い帆」の航海は、これからも人々の中で続いていきます。

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る