季刊まちりょくvol.17
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17はないかと思います。(合唱団・丹治花子)・年齢に関係なく、人間が本気になってひとつのことに取り組む尊さ。(合唱指導・佐藤淳一)・この年齢で学生時代のような仲間との熱い思いを共有できたことは、忘れがたい貴重な体験でした。(合唱団・藤川章子)・大きな商業ベースにのったものばかり観ていましたが、地元のステージをチェックして色々観させて頂きたいと思うようになりました。様々な先生方の歌の表現上や演出上の常長への思いを伺い、分厚い哲学書を1冊読んだような気がしています。(合唱団員)・六右衛門と我々自身とを重ね合わせていました。かつては運命にただ流されるだけだった私。しかし運命を自らのものとして受け入れ、その中で「できるだけのことをした」と胸を張って言える。あとのこと(この公演の成果)は後世の人々が考えてくださるでしょう。(合唱団・遠藤俊一)・色々な合唱団の方、その他の方、よくあれだけの違った人々が、最後はまとまったと思う。団結力がすばらしかった。(合唱団・山並かな子)・岩田先生が、「仙台の合唱団にしかできないことがある」というようなことをよくおっしゃっていて、遠い帆合唱団の立ち位置を考えることが多かったです。ただ歌うのではなく、歌うこと自体が生きることにつながっていることを感じた舞台でした。(合唱団・北村信子)・プロの仕事を間近で見て、体験できたことは良い刺激になりました。自分も一社会人として質の高い仕事をしていきたいと思いました。(合唱団・佐藤明子)・私は、宮城に来たばかりで、宮城のこと、歴史もほとんど何も知らなくて、知りたいと思っていたので、宮城の人、支倉六右衛門や伊達政宗のことが知れて良かったです。(児童合唱・村尾桃)・ポスターでよく見かけていたことに参加したことが、やる気につながって、歌がもっと好きになりました。(児童合唱・梅澤眞子)・「遠い帆」をやるにあたり、博物館に行ったり本を読んだり、またオペラをやってとても身近なものになった気がします。(児童合唱・佐野文海)「遠い帆」関係者コメント:支倉六右衛門常長役 小森輝彦 氏「新しいムーブメントに」 仙台の皆さんと一緒に仙台発のオペラをやる、そして自分たちの肉体をもって、三善先生が魂を込めて作られた音楽を聴いていただけるということが非常に大きな意味がある。復興というものが進んできた中で新しいムーブメントになればいいなと思います。(2013年11月15日東京公演記者会見)

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