季刊まちりょくvol.17
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15した。そして、最後には「もっと歌いたい。演じたい。伝えたい」と思うようになりました。他の団員の皆さんも一人ひとりがどんどんすばらしく変わっていったのにも大きな影響を受けました。(合唱団員)・「オペラ」というものが現在はこんなにも進化した演出で楽しめるものだということは、参加しなければスルーしたままだったと思います。人生も後半となって、部活のような経験ができて嬉しい。充実感がありました。(合唱団員)・佐藤淳一先生にはヴォイストレーニングなど、発声や歌い方をていねいに教えて頂きました。石川先生には作曲家の目から解釈など勉強になりました。今井先生には合唱の有りようというか、ハーモニーの美しさ、透明さを追求することを学びました。千葉先生には「合唱は人生」ということを教わりました。4氏の熱いハートに支えられて練習し、本番まで一途にできて、感謝でいっぱいです。(合唱団員)・三善晃の音程、リズム、ハーモニーのいずれも、これほど難しいとは思わなかった。演技しながら発声する難しさを痛感した。(合唱団員)・難曲で、何度か「無理か?」と思いましたが、一緒に歌う仲間が励まし、助けてくれ、本番にたどりつけました。(合唱団・宮瀬美代子)・プロのオペラ歌手の声量がすごいと思いました。また、大人の合唱団の人の迫力に圧倒され、僕たちの声はまだまだ小さいと思いました。(児童合唱・佐藤竜也)・ソロだけでなく、私たちや市民合唱の人たちもオペラにかかせない大切な役なんだと思いました。(児童合唱・小野薫子)・子どもの数え歌にこめられた意味の深さにとても驚いた。(児童合唱・桔梗貴史)・たくさんの方々とひとつの物を創り上げることは簡単ではなく、とても大変なことなのだということを実感しました。(児童合唱・松屋佳那子)3.心境の変化、得られたこと・ひとつのオペラを作り上げていくには、本当にたくさんの人たちがかかわっていることを実感し、自分もそのひとりなんだと責任を感じながら取り組んだ2年間でした。(合唱団員)・現代オペラに対する興味が広がりました。「遠い帆」を初めて聴いた時の不協和音に対する違和感は今でも覚えています。それが聴いていくにつれて、体になじみ、美しさだけではない音楽の楽しみを知りました。(制作スタッフ・遠藤眞有美)・仙台市民になって4年目、ほんとうに仙台市民になれて良かったと思った。心境の変化という意味では、何も予定がない土曜日の夜がポッカリ空いてしまっている、という不思議はあります。(合唱団員)・人生の一分一秒を大切に、前向きに、行動的にという思いを強くしました。(合唱団・村上ふみ)

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