季刊まちりょくvol.17
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14・楽譜も読めない私を、新国立劇場の舞台に立つまで引き上げていただいた先生方と団員の方々に感謝申し上げます。(合唱団・真尾征雄)・一口で言うと、大変難解なオペラだったが、歌い終えると大きな喜びが味わえるすばらしいオペラでした。(合唱団・安達克美)・友達が沢山できたことが自分の財産になったこと(合唱団・三浦幸子)・体重が減って変なダイエットになりました。歌はそこそこやっていても、演じることは初めてだったので、冷静な自分を捨てて歌と演技に没頭できるようになるまでは大変苦労しました。(合唱団・後藤燈)・セット裏の構造が、かなり複雑で完成するのに時間と手間がかかり、大変面白かったです。(舞台スタッフ)・毎回の練習でも、それぞれの練習でも、“飽きる”ということが全くありませんでした。次々に出てくる課題(音取り~暗譜~立稽古…)についていくのに必死で、正直なところ、とにかくいつも緊張していたように思います。でもその“緊張感”が心地よいものになったし、次への意欲になりました。(合唱団員)・舞台全般を担当した「ザ・スタッフ」の皆さんはもちろん、演出助手や副指揮などスタッフ力の層の厚さ深さが、やはり違うなと感じました。(舞台スタッフ・(有)舞台監督工房)・素人の限界を超えているのでは、と思いながらも必死でついて行きました。(合唱団・川村修二)・今回はもっともっと市民の人々を勇気づける何かができたような気がする。(合唱団・亀井啓)・半音階の多い難曲をよくぞ最後までやり通せたものと感慨を深くしている。(合唱団員)・舞台での動きが型にはまったものではなく、「一人ひとりがイメージを持って、その人物を演じ切るように」と演出家に何度も言われ、目からうろこでした。分からなくて難しくて練習に通うのが恐ろしい感じがしました。でも、悩みながら練習に参加しているうちに、前回とは全く違って、生身の支倉常長の想いを感じている自分がいるのに驚きま「遠い帆」関係者コメント:演出 岩田達宗 氏「リードは合唱団が」 三善晃さんの音楽を通じて、合唱団の中から溢れるような情熱と、支倉に対する愛情・共感、何よりもプライドみたいなものが、ぐんぐんリードして舞台が出来上がっていった。僕はその結果をまとめた仕事しかしていないと思います。(2013年12月8日プレトーク)

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