季刊まちりょくvol.17
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8○公演データ日時:2014年8月23日(土)、   24日(日)15:00~会場:新国立劇場 中劇場入場者数:2日間合計約1,700名東京公演⇒P.10に続く 仙台公演に続き、同じ出演者・スタッフでの上演となった東京公演。字幕を使うことで、歌詞がより明確に届くようになりました。 ソリストの力強い歌声と繊細な演技に加え、合唱団・俳優の熱演と仙台フィルの気迫のこもった演奏に、ほぼ満員となった会場からは惜しみない拍手がおくられ、カーテンコールを何度も繰り返すほど。そこには仙台発のプロジェクトへの共感や、あたたかいエールも受け取ることができました。 終演後、各メディアでは彼らを称えるとともに再演を望む声も聞かれ、オペラ「遠い帆」は東日本大震災後の新時代、あらためて高く評価されました。 出帆400年の記念事業であり、市民自らの力によって新たな舞台を創り、震災を乗り越え復興を実感する場としての側面もあったオペラ「遠い帆」。特集の後半では市民合唱団の軌跡を振り返るとともに、実際に関わった方々のコメントをもとに、今回の「「遠い帆」が残したもの」について考えます。三善晃、唯一のオペラ 14年ぶりに東京へ

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