季刊まちりょくvol.10
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6歴史に名を残す名演奏家の誕生に立ち会うことができるかも! 仙台国際音楽コンクールは、仙台市の開府400年を記念して2001年に創設され、3年ごとに行われています。才能ある若い音楽家を輩出することにより、世界の音楽文化の振興および国際的文化交流の推進に寄与することを目的としています。ヴァイオリン部門とピアノ部門の2部門で、世界的に活躍する音楽家による審査、国際音楽コンクール世界連盟の規約にのっとった運営が信頼を集めています。審査は予選から広く一般に公開され、出場者は審査委員と聴衆が見守るなか、課題曲を演奏します。最終審査(ファイナル)に進むことができるのは各部門6人以内。その狭き門を勝ち抜いた出場者、あるいは惜しくも進めなかった出場者のなかから、次代の音楽界をになう俊英、歴史に名を残す名演奏家が出てくるかもしれません。そのような胸が躍おどる時間を共有する喜び、劇的な瞬間に立ち会う感動――それが、客席の私たちが感じることができるコンクールの醍醐味のひとつであると言ってもいいでしょう。会場となる仙台市青年文化センター。コンクールが開催される5月から6月にかけては、杜の都・仙台が美しい青葉に包まれる季節です。第5回仙台国際音楽コンクールには、34の国と地域から343人(ヴァイオリン部門114人、ピアノ部門229人)の申し込みがあり、DVDによる予備審査を経て、ヴァイオリン部門38人、ピアノ部門40人が仙台での予選に出場する予定です(本誌発行時には予選出場者が発表されています。詳しくは公式サイトをご覧ください)。※写真はすべて前回(第4回・2010年)の様子です「仙台国際音楽コンクール」はこんなコンクールです

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