季刊まちりょくvol.10
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15最新情報は Webで!▶仙台国際音楽コンクール公式サイト http://www.simc.jp/▶仙台国際音楽コンクールボランティアブログ http://simc-volunteers.blogspot.jp/ったんですけれども、ヴァイオリンの音色ってこんなに演奏する人によって違うんだとか、ピアノも叩けば音の出る楽器だからみんな一緒だろうと思ってたけどやっぱり全然違うんだ、ということを自分の耳を通して感じることができました。それはいろんな人の演奏を聴くからこそ分かることなのかなとも思いました。クラシックってちょっと敷居が高いものかもしれないんですけど、でも一度足を運ぶと、きっとやみつきになること間違いなしです(笑)。さらに、ホームステイの受入れをするとその演奏家と本当に近くなることができて、そこから知らなかった世界を見ていける面白さもあります。こんなコンクールが仙台にあるというのは市民として誇らしいことだと思うので、ぜひ足を運んでいただきたいなあと思います。子どもたちにとっても身近で本物を見られるっていうのが素晴らしいなと思いますね。近江:やはり結果を「予想する」っていうのはすごい楽しみだと思うんですよね。自分の“聴く耳”も育っていくと思うし、音楽だけじゃなくても、ロビーに出場者の顔写真が貼られるので、「見た目でこの人好き!」とかでもいいと思うんですね(笑)。それで自分のお気に入りの人を探してみるっていうのも楽しみの一つかなって。さっき岡さんがおっしゃっていたけど、有名になる前、原石のときから知ってるっていう、宝物探しみたいな感じで予想してみるのも楽しいかな。それに、女性だとドレスにも注目してしまいます。全然音楽と関係ないですね(笑)。でもすごく楽しいですよ。また、先に進めなかった出場者は、チャレンジャーズ・ライヴや学校訪問コンサート、主催者を公募して開催するミニコンサートなど、いろんなところで演奏していただく機会があります。そこではコンクールとはまた違った一面が見られますね。水越(美):私たちが受け入れたセルゲイ・マーロフさんも、前に出場した人から、仙台のコンクールはもし結果がだめでもいろんな場で弾く機会があるんだよということを聞いて、それがいいなと思って来たそうです。私たち家族もセルゲイが出たコンサートは全部聴けて、ホストファミリーの特権かなと(笑)。近江:ほかにも、ボランティア内のチームでコンクール公式グッズの開発もしています。前回好評だったオルゴールや、玉虫塗の絵はがきとか。手軽に買えるものから、記念に長く残るようなものが出来てくると思います。ご期待ください。編集部:本当に、ボランティアの皆さんの活躍があってこその仙台国際音楽コンクールですね。お話をうかがって、第5回仙台国際音楽コンクールがますます楽しみになってきました! 本日はどうもありがとうございました。(2013年1月23日、仙台市青年文化センターにて)

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