季刊まちりょくvol.10
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14水越 美果さん(右)・結友さん(左)礼の言葉が書かれていました。それをいただいたときに、「本当にやっていてよかったね」とボランティアの皆さんで喜びあいました。 近江:私は最初にボランティアに参加したときは仙台国際音楽コンクールについての知識があまりなかったのですが、実際に始まってみたらレベルの高さを感じました。聴こえてくる音楽が3D映像のようでした。ボランティアのシフトに入っていないときは当日券売り場に長く並んでチケットを買って聴衆になり……というのが続いて、どんどんはまっていっちゃったんです。コンクール初日から終わるまでの自分自身の変化に驚きました(笑)。◎ボランティアおすすめの “コンクールの楽しみ方”編集部:多くの皆さんに足を運んでいただきたいと思いますので、ボランティアの皆さんから、第5回のコンクールはこういうところに注目してほしいとか、こういうふうに楽しむといいという声をいただきたいのですが。今野:確かに、仙台にお住まいでもコンクール自体ご存じない方がまだいらっしゃるというのは事実なんですね。クラシック音楽にあまり興味を持たれない方もいらっしゃるかもしれませんけど、予選から気軽に足を運んでいただいて、コンクールを知っていただきたいです。出場者の方々が、仙台はすごくいいところだとか、仙台のコンクールはボランティアが素晴らしいと言ってくださるのを聞くと、それだけでも嬉しく思います。さらに、「仙台市民」が支えて応援しているコンクールとなることが私の願いですね。岡:私はコンクールボランティア1年生で、実際にコンクールに接するのが初めてなんですけれども、先輩に聞いた話では、ちゃんと予選から聴いて、例えば自分の好きな国の人とか、聴いて良かったとか、ピンと来た人などを見つけて、そこからずーっと応援するとおもしろいですよと。その人が将来、世界で活躍することになるかもしれないと思うと本当に心がときめきますし、この人の無名時代から知ってるんだよっていう優越感にも浸れる(笑)。私も広報宣伝部門のボランティアとしては皆さんを均等に紹介していきたいと思うんですけど、プライベート的には「これぞ」っていう人を見つけたいなあ、なんて思っています(笑)。それが楽しみですね。あとは、広報紙「コンチェルト」Vol.5-2の第4面で「コンクールの楽しみ方」を特集しておりますので(仙台国際音楽コンクール公式サイトからも閲覧可能)、ぜひこちらも見ていただければと思っています。水越(美):私も第3回と第4回と関わらせていただいて、クラシックのことは分からなか

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