季刊まちりょくvol.10
13/92

11今野 恵子さん※「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」…「チャイコフスキー国際コンクール」のジュニア部門 として創設。第2回(1995年)が仙台で開催された。いました(笑)。以来20年になります。コンクールボランティアは実はまだ1年生です。部門は広報宣伝サポートです。これまでやってきたことは、広報紙「コンチェルト」の編集発行・配布や、コンクール関係のイベントを取材してそのレポートをブログに書くことですね。それから今ちょうどコンクール出場者向けに仙台を紹介するマップを作成中で、街なかのお店などを調査中です。ちなみに私は、出場者が宿泊するホテル周辺の外貨両替のできる金融機関やコインランドリーの情報を3日間かけて調べました。水越(美):ホームステイ受入れボランティアの水越美果です。私は第3回コンクールから活動しています。第3回のときはヴァイオリン部門のロシア出身のセルゲイ・マーロフさんが家に来てくださって、そのとき娘(結友さん)は小学校1年生でした。前回(第4回)はピアノ部門でベルリンに留学中の鈴木美紗さんが来てくれました。今度、第5回のときは娘は中学1年生になるんですけど、3年ごとにいろいろな方と出会いのなかで娘も成長して楽しくやっています。◎コンクールボランティアに 参加したきっかけ編集部:皆さんがコンクールボランティアに参加しようと思ったきっかけはどのようなものだったのでしょうか?水越(美):私たちは家族で多言語で話す活動を始めたこともあって、海外の人に出会う機会がほしいなと思ったときに、ふと市民センターでコンクールのホームステイ受入れボランティアの募集要項を手にとったんです。音楽の知識がないので不安はあったのですが、まずは外国の人に会いたい!と思って応募したのがきっかけです。岡:私はずっと仕事中心の生活を送っていて、その仕事もあと10年、定年後に打ち込めることを探したいと思っていたときに震災があって、時間って有限なんだと強く意識するようになりまして。音楽はずっと趣味で、いつかは音楽に関わることをやりたいなとぼんやり思ってたんですけども、何かのコンサートのパンフレットに折り込まれていたコンクールボランティア募集のチラシを見て「これだ!」と。それで説明会に行き、もともと文章を書くのが好きなものですから広報宣伝部門の話を聞いたところ、先輩たちの口説きにあって(笑)、もうその夜に申し込みのファクスを送っていました。今野:私は、仙台国際センターのボランティアネットワークに所属していたとき、「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」(※)のボランティア募集の話が来まして、仕事も音楽に関係がありますし、好きだったので、初めてですがやってみようと。そのときは大変だったのですが、その後、仲

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る