季刊まちりょくvol.6
12/108

10演奏者は一戸祐三郎さん(サックス)、橋本邦彦さん(ドラム)、岡田武さん(ベース)、白津守康さん(ピアノ)。皆さんベテランのミュージシャンたちです。パーカッションを手にして、「イッツ・ア・スモールワールド」のメロディに合わせてリズムを刻む子どもたち。「見ているみんなも体でリズムをとりましょう」「こんどはフォービートでやってみよう」という掛け声に合わせて客席も盛り上がります。「最初はジャズって何だろうと思いました。はじめてきいたときは、ドラムのたいこが体の中にひびきました」「ちいさいトライアングルをさわれて、音もだすことができてうれしかったです。やさしい曲とか元気な曲がありました。またいろいろな曲がきけたらいいです。またこんど、がっきをふいたりさわったりしたいです」といった声が子どもたちから寄せられました。3年2組担任の只野路先生。「普段なかなか接することができないジャズを体験する良い機会だと思いました。この地域は震災後の水道の復旧が市内で最も遅く、子どもたちはかなり長い期間、ペットボトルや鍋を持って水汲みの手伝いを続けていました。そんな苦労をねぎらい、辛さが吹き飛ぶような、みんなが元気になるプログラムを、と選びました。茂庭台は小学校と中学校の学区が同じなので、子どもたちは9年間ほぼ同じメンバーで過ごします。また、プロのミュージシャンの皆さんとの出会いという新鮮な体験が、子どもたちに夢や希望を抱かせるのでは、という期待もありました」1月16日(月)実施 「みんなはJAZZミュージシャン」会場/茂庭台小学校(仙台市太白区) 3・4年生全員が体育館に集合! 今日は子どもたちがジャズミュージシャンになります。「ジャズってどんな音楽?」……最初はわからなかった子どもたちも、楽器(ラテン・ミュージックで使うパーカッション)を手に取り、プロのジャズミュージシャンたちといっしょに合奏して、いろいろなリズムを刻む体験をしました。最後は迫力あるジャズの演奏を間近で聴いて、体育館が熱気でいっぱいになりました。※☞P.8からつづく

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る