季刊まちりょくvol.5
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27プトに共感して集まったメンバーなので、集中するところは集中しつつ、リラックスするところはリラックスしていますね」と語ります。また、「短い時間のなかで音楽を楽しむぞ、という一人ひとりの士気に団が支えられています」とも。 なるほど。聴衆にとっては、慣れ親しんだ面々で長いキャリアを積み重ねた楽団の演奏はもちろん良いものですが、オケセンの演奏会ではそれとは違った音を年ごとに聴けそうな予感がします。◎「オケセン、ここにあり!」 仙台の市民オケのなかでも団員の年齢層が比較的若いオケセンですが、3月の定期演奏会に向けて、コンサートマスターを務める西村由紀夫さんは「“オケセン、ここにあり!”ということを示したいです」と気合十分。定期演奏会に先立ち、1月には指揮者の大浦智弘さんの出身地である塩竈でもコンサートを開催する予定です。 節目となる10回目の定期演奏会は2013年の予定。今後は、これまで通り音楽をやりたい人が気軽に入ってくることができる雰囲気をキープしつつ、「労力が必要だとは思いますが、例えば合唱団との演奏にチャレンジするなど、他の団体との連携をはかっていきたいです」(村澤さん談)というオケセン。そのトビラは、演奏者にも聴き手にも大きく開かれているような気がしました。(2011年10月23日取材)実はこの前日に新年度のキックオフ会・新メンバーの歓迎会があったばかり。そうは感じられない熱気あふれる練習風景でした。オーケストラ・ドゥ・センダイ第9回定期演奏会のページ(「仙台市民の文化事業」PRページ )もご覧ください。▶▶▶ホームページhttp://orchestre-de-sendai.jp/コンサートマスター 西村由紀夫さん11

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