季刊まちりょくvol.3
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震災後、こういった時にまったく役に立たない自分に落胆しつつ、ずっと途方に暮れていました。今も、途方に暮れてはいるのですが、いつまでもそうしているわけにはいきません。仙台の街はだんだん日常を取り戻そうとしています。余震の恐怖もある中、果敢な再起動と言える部分もあるのかも知れませんが、とても心強く感じられます。 これから仙台が、東北が、社会がどうなっていくのかはまったく分かりません。が、どうせ分からないのであれば、明るい未来を想像したいな、と最近ようやく思うようになりました。それはとても難しいですけれど、想像するくらいであれば、そしてそれを少し信じることくらいであれば、やってやれないことはないような気もしています。(仙台文学館ホームページより転載)伊坂幸太郎さん(作家)仙台ゆかりの方々からのメッセージ3月11日に発生した東日本大震災に寄せて、仙台ゆかりの文化人の方々からメッセージをいただきました(順不同)32

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