17き手を圧倒した。音楽の力によって、人種や国境を越えた心の交流が行われることを、正に示したと言えよう。 新たな希望も生まれた。このような共演によって、仙台でこそ出会える演奏があるのではないか、ということである。 演奏終了後の盛大な拍手は、この熱演への労ねぎらいの拍手ばかりではない。更なる共演を願う気持ちと、それによってつくり出される音楽と出会えることへの期待でもある。<公演情報>2010年10月25日(月)開演19:00会場/仙台市青年文化センターコンサートホール主催:村上満志 招聘・協力:サモンプロモーション □プログラムG.ロッシーニ/歌劇「絹のはしご」序曲(W・レンツ編曲) アンサンブル・ベルリン(オーボエ、ファゴット、弦楽)G.ロッシーニ/弦楽ソナタ 第3番 ハ長調 アンサンブル・ベルリン(2ヴァイオリン、チェロ、コントラバス)F.ジャルディーニ/弦楽三重奏曲 第6番 イ長調 アンサンブル・ベルリン(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)J.ウォーターソン/ファゴットと弦楽の為の「ドニゼッティの思い出」 アンサンブル・ベルリン(ファゴット、弦楽)W.A.モーツァルト/オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 オーボエ:クリストフ・ハルトマン アンサンブル・ベルリンwithアンサンブル仙台W.A.モーツァルト/交響曲 第40番 ト短調 K.550 アンサンブル・ベルリンwithアンサンブル仙台□出演者第1ヴァイオリン:フィリップ・ボーネン、神谷未穂、宮﨑博、ネストル・ロドリゲス、ヘンリ・タタル、柳澤直美第2ヴァイオリン:ルイス・フィリペ・コエーリョ、山本高史、小川有紀子、小池まどか、佐々木亜紀子ヴィオラ:マルティン・フォン・デル・ネーマー、佐々木真史、御供和江、清水暁子チェロ:クレメンス・ヴァイゲル、原田哲男、八島珠子コントラバス:ウルリッヒ・ウォルフ、村上満志フルート:戸田敦オーボエ:クリストフ・ハルトマン、西沢澄博、木立至ファゴット:モル・ビロン、水野一英ホルン:須田一之、齋藤雄介 そして聴衆が見つめるその先には、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団仙台公演という大きな夢が鮮やかに映っていたに違いない。
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