4撮影協力:ITALAN T'S 札幌市生まれ、神奈川県鎌倉市育ち。6歳でヴァイオリンを始め、桐朋学園大学、ハノーファー国立音楽大学、同大ソリストクラスをそれぞれ最優秀の成績(首席)で卒業。その後、パリ国立高等音楽院第三課程(大学院)を修了し、パリを拠点にソロ、室内楽、オーケストラとの共演など多彩な演奏活動を展開。従姉のヴァイオリニスト・礒絵里子とのデュオ「Duo Prima」(primaはスペイン語で「従姉妹」の意味)でも話題を集めるほか、各地の学校や福祉施設を訪問してのアウトリーチ活動も意欲的に行っている。2010年9月、仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任。仙台フィル「第九」特別演奏会(12/23)にも出演する。*仙台フィル/神谷さんのコンサートスケジュールは、こちらのサイトでチェック!仙台フィルハーモニー管弦楽団公式サイトhttp://www.sendaiphil.jp/「ヴァイオリニスト未穂のダイアリー」http://yaplog.jp/miho1017/神谷 未穂 かみや みほ ハノーファーの森に似ているという台原森林公園にて。シーカヤックも趣味というアウトドア派の神谷さん。仙台近郊の海にデビューするのも間近かもしれない。取材時、神谷さんはちょうど仙台で住む家を探している最中。フランス人の音楽家(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者)であるご主人はお寿司が大好きで、海の幸が豊かな仙台で暮らすことを心待ちにしていると聞いた。 「私も主人も車を運転しないので、地下鉄の駅徒歩5分以内ぐらいで探しているんですけど。どこかいいところないですか?」と言いながら、旭ヶ丘の住宅地で「モデルルーム公開中」の看板に目をとめる。そんな神谷さんは、仙台に来て、ひとつ夢ができたという。その夢とは? 「仙台箪笥にとても興味があるんです。デパートで見たときに素敵だなあと思って。でも、お値段がすごく高くてびっくりしました。仙台フィルで頑張ってお仕事をして(笑)、ご褒美に仙台箪笥を買いたいと思っています」。街の自然や建築物からインスピレーションや刺激を受けることも多いといい、今までの鎌倉やパリに加えて、仙台が活動の拠点のひとつとなったことで、神谷さんが奏でる音にどのような変化がもたらされるのか楽しみだ。
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