28文化団体紹介◎オリジナルミュージカルを上演して20年 仙台を拠点に活動している「OH夢来’S」は、1990年5月に産声をあげたミュージカル劇団です。年に一作ずつオリジナルのミュージカルを制作・上演し、今年(2010年)で結成20年を迎えました。 気になるのは「OH夢来’S」という劇団名。その由来について真っ先に劇団顧問の渡わたべ部三みさ妙子こさんに聞いてみました。「ミュージカルを通して、みんなに夢がやって来ますように、という願いを込めました。それから、オムライスって食べてみるまで中身がわかりませんよね。そんなワクワクしたイメージも感じてほしくて」とのこと。たしかに、思わず笑顔になるような名前です。たまに洋食屋さんと間違えられて、“食べに行きたいんだけど、場所を教えてください”というほほえましい電話がかかってくることもあるとか。 「OH夢来’S」誕生のきっかけは、1989年にさかのぼります。その年、仙台市が市制100周年を迎え、記念行事の一環として市民参加型のミュージカルが上演されました。それに参加した渡部さんは、“歌って踊ってエネルギーを発散できる”ミュージカルにすっかり魅了されてしまい、同様のメンバーが集まって結成したのが「OH夢来’S」だったのです。◎何かを試してみたい人、集まれ! 「ミュージカルの魅力はまず音楽。音楽によって、台詞だけのお芝居よりも積極的に気持ちが表現できるような気がしますし、様々な角度から表現の発信・受信ができる可能性があると思います」と渡部さん。現在、ミュージカルの魅力と可能性を追求する「OH夢来’S」メンバーは主婦、会社員、教師、学生など約10人。忙しい日々の合間をぬっての活動ですが、本業とは別な場所で舞台にひたることができるということも、メンバーにとってプラスになっていると渡部さんは言います。 ケチャップライスを包んだふわっふわの卵の上に、とろっとかかったデミグラスソース……みんなが大好きなオムライス。思い浮かべるだけでもおいしそう~♪って、ついつい食い意地をはってしまいましたが、オムライスはオムライスでも、今日の本題はミュージカル劇団「OH夢来’S」さんの、美味しくて元気になるお話です!ミュージカル劇団 OH夢来’S(おむらいす)顧問の渡部三妙子さんミュージカルを通して、夢がやって来ますように!
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