季刊まちりょくvol.1
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41955年、宮城県中新田町(現・加美町中新田)出身。会社勤務を経て、79年にデビュー。同年に発表した「ネ暗トピア」で一躍人気漫画家となるが、84年に一時休筆、仙台市に移住。86年、「ぼのぼの」の連載を開始。個性的な動物のキャラクターとシュールで哲学的な笑いの世界が大人気となり、88年、同作品で講談社漫画賞受賞。現在、単行本が34巻まで刊行されている。その他の作品に「忍ペンまん丸」(小学館漫画賞)「Sink」「かむろば村へ」など。2009年度宮城県芸術選奨受賞。東日本放送の「ぐりり」、仙台フィルハーモニー管弦楽団の「フルー、ヴァオロ、セルリ」など、マスコットキャラクターのデザインも手がけている。仙台市在住。ぼのぼのといがらしみきおの総合情報サイト「ぼのねっと」http://www.bonobono.jp/原町の商店街にて。取材一行はこの素敵なお店であずきアイスを購入。いがらしみきお仙台駅榴ヶ岡駅榴岡公園仙石線スポーツ新聞を買いにいった榴ヶ岡駅毎晩のようにジョギングした榴岡公園仙台に来て初めて住んだアパート跡かつて住んでいたマンション(現存)榴ヶ岡天満宮かっぱ食堂跡地原町の商店街いがらしみきおさんと歩く榴ヶ岡 お散歩MAP昭和の残像のような商店街から再び45号線の喧騒に戻り、いがらしさんが小田原のアパートの次に住んだ五輪のマンションの前で、この日の散策は終了となった。「“かっぱ食堂”とかアパートとか、甘美な思い出がいっぱいあったところがあっという間になくなっちゃってね。でも今日、このあたりに来て本当に良かったです」。いがらしさんはつぶやき、笑顔で仙台駅方面に向かって行った。小田原のアパートに3年いた後、五輪に現存するマンションに引っ越して2年ほど過ごした。「私が住んだのは8階だったかな。向こう側の角部屋だったんですよ。窓から仙台港のフェリーが大きく見えてね……」

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