季刊まちりょくvol.1
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35ちは小さくてもいいから純粋に音楽を追求したい」と熱く語るのは、実行委員会メンバーの西村さん。西村さんは仕事の合間を縫って「The Time After Five Jazz Orchestra」でトロンボーンを担当、リーダーも務める。事務局長の伊東さんも、トランペット奏者でバンド「Ra.E.c.o.」のリーダー。この日一緒に顔を見せた西村さんのバンド仲間の清水さんは、音楽教室でトロンボーンを教えている。音楽に並々ならぬ思いをもつ面々がこだわるのは、「ジャズ」というジャンル、それと「ビッグバンド」という形式。20人近い演奏者のアンサンブルは難しいが、「音が合ったときは楽しい。それがビッグバンドの醍醐味です」と白石さん。「仲間がいいんだよ」「一度バンドに入ってしまうとやめられない(笑)」と他のメンバーも口々にその魅力を付け加える。本番まであと3か月(取材時)、「長町商店街連合会」など地域関係者との交渉や備品調達など課題はまだ残されている。「でもこうやって話をしてると、全然大変そうなことなさそうでしょ」と山崎さんは笑う。「駅前だから、お客さんには電車に乗って来てほしいね」「将来、ジャズ好きの人たちが、長町に集まってくるようになるといいよね」「でも広報をどうするかだなあ」etc・・・将来の展望から近々の現実問題まで、メンバーたちの話はこの日も尽きることがない。「Nagamachi Big Band Festa 2010」の会場となるJR長町駅前で、準備の相談をする実行委員会のメンバーNagamachi Big Band Festa実行委員会の皆さん左から、清水寿朗さん(The Time After Five Jazz Orchestraメンバー)、事務局長 伊東利紗さん(バンドRa.E.c.o.代表)、代表 山崎邦雄さん(八木山バンドサークル「夢色音楽隊」指導者)、音楽監督 白石暎樹さん(白石暎樹&Sound Space代表)、西村成充さん(The Time After Five Jazz Orchestra代表)▶▶▶「Nagamachi Big Band Festa 2010」のページ(「仙台市民の文化事業」PRページ )もご覧ください35

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